松浦麻矢 プロフィール

東音 松浦 麻矢

はじめまして 東音松浦 麻矢と申します。(本名 松浦 マヤ)
神戸生まれですので、神戸の摩耶山(ココからの夜景は本当に綺麗なんですよ。)から名前をつけたそうです。
幼い頃から芸事が大好きで、楽しくて仕方がなく、「こんな面白く夢中になれるなら、芸事の先生になりたい!」と、夢多き少女でした。

今もそれは少しも変わっていません。芸をこよなく愛し、その楽しさを1人でも多くの人に伝え、共感したい、その一心で毎日楽しく三味線を弾いて唄っています。

以下自己紹介させていただきます。

神戸市兵庫区に生まれる

祖父が民謡の指導者でしたので、その影響で幼い頃から踊りが大好きでした。盆踊り等、最初から最後までずっと踊っていました。

5歳より花柳 芳五三郎師に、日本舞踊を師事

日本舞踊が大好きで、将来はおっしょっさんになるのが夢でした。

8才の時「浅妻船」

8才の時「浅妻船」

9歳より東音松田全代師に、長唄を師事

日本舞踊のおっしょっさんになる夢の実現のためには、日本独特の間(ま)や音楽を学びたいと思い、地元神戸で子供も習える邦楽教室を探しましたが、なかなかめぐり合うことが出来ませんでした。
そんなあるとき、邦楽雑誌で東京下町で子供たちに長唄を教える生き生きとした女性を拝見し「この師匠に決めた!!」と直感。これが恩師東音松田 全代先生との出会いでした。
この年の6月から神戸→東京の遠距離稽古が始まり、1ヶ月に1回(夏休みや春休み等、学校が休みのときは1週間程)1人で東京へ行き師匠のお宅に泊めてもらいながら、お稽古を受けました。

私立親和中学校入学

6年間一貫教育の女子校で、とっても自由にのびのびと目標に向かって自分のペースで学ぶことができました。

12歳より東音菊岡 裕晃師に、長唄三味線を師事

 

平成元年
花柳流 名取取得 花柳 五三鞠を襲名

翌年春、神戸国際会館に於いて名披露目、「正治郎 連獅子」を師匠と躍らせていただきました。

正治郎 連獅子

平成4年4月
国立東京芸術大学音楽部邦楽科長唄専攻入学

平成11年9月
長唄東友会 師範会友を取得

平成13年
東音伊勢 弥生師に長唄三味線を師事

平成26年10月
神戸市文化奨励賞を受賞

平成27年1月
「ひょうごアーティストサロン賞」受賞

令和2年4月
兵庫県芸術文化振興ビジョン検討委員会会員となる

様々な活動

地元神戸に稽古場を設け、神戸・大阪・東京で演奏活動を行っています。また現代の人々に受け入れられやすいよう野外演奏、ライブや他ジャンルとの演奏等、型にとらわれない活動も積極的に行っています。
長唄・三味線・囃子それぞれプロの女性邦楽家グループ「玄友会」を結成し、小中学校での三味線授業や公共機関での講演など、触れる機会が少なくなった長唄を、身近に聴いて体験していただく活動に取り組んでいます。(詳しくは活動報告のページをご覧ください。)

学校講演

平成15年秋

神戸市立会下山小学校において「まなびい」事業で月2回長唄教室を開講し、長唄囃子(鼓、太鼓、笛)を入れた授業を行いました。またプロの囃子方(はやしかた)を招いて「娘道成寺」、「花見踊」、「都風流」などのさわりの部分を演奏、子供たちにとっての初めての長唄経験でした。

平成16年秋

兵庫県下の小中学校に於いて長唄・三味線・お囃子・日本舞踊で講演を行いました。演目は「越後獅子」(長唄と日本舞踊)、「島の千歳」(長唄と鼓演奏)など、子供達の好きな曲を選びました。

平成26年秋

神戸市立星和台中学校で長唄・三味線講習を勧進帳を題材にして2年生の各クラスで実施しました。

平成31年3月

神戸市立塩屋中学校で「勧進帳」の演奏と和楽器の解説をしました。

令和4年1月

神戸市立神陵台中学校での公演。3日間に渡り全クラス全校生徒対象に三味線体験教室と長唄「勧進帳」の解説と実演をしました。

会下山小学校での「長唄教室」

神戸市立神陵台中学校での三味線体験授業。

公共機関での活動

兵庫県の事業

【兵庫県芸術文化振興ビジョン検討委員会会員】

兵庫県芸術文化振興ビジョン検討委員会とは、兵庫県の芸術文化振興のための基本目標と基本方向を定め、よりよい施策ができるよう時代の変化に沿った新たなビジョンを検討する委員会です。第3期(2020年〜2025年)の委員になりました。

兵庫県芸術文化協会の事業

【長唄のススメ】

令和元年11月25日・令和2年4月13日・令和3年10月20日・令和4年9月9日

伝統文化の振興を図ることを目指して、県民の皆様に素晴らしい伝統文化に触れる機会を提供し、関心を高めるために一日体験教室を開催されました。

【長唄学び塾】

令和2年度・令和3年度

伝統文化に関する師範等の指導の講座を継続的に学ぶことにより県民の伝統文化に対する関心を高め、伝統文化の人材育成を推進する兵庫県の事業。「勧進帳」を3ヶ月間に6回のお稽古を実施し、本番には囃子を入れた本格的な演奏を体験していただきました。

【老眼大学】

平成16年6月・平成23年11月・平成30年10月10日

神戸市「老眼大学」に於いて、講演と演奏を実施しました。
三味線や長唄の歴史に関する講話や和楽器の解説と神戸にゆかりのある湊川の合戦を題材にした「楠公」などの演奏を行いました。

H16年6月 講演と演奏風景

H16年6月 講演と演奏風景

講演と演奏風景

平成30年10月 講演と演奏風景

神戸市内音楽教諭方々への長唄指導

平成19年秋

神戸市立中学音楽研究部(音楽の先生)研修会で長唄「勧進帳」の演奏、三味線講習会や鼓の解説なども行いました。

平成21年秋

神戸市立中学音楽研究部研修会で長唄「越後獅子」の演奏と長唄の唄い方・三味線指導を行いました。

海外での活動

平成17年8月

ウィーンのショパンフェスティバルに於いて、日本舞踊と長唄演奏を行いました。

近年の活動

プライベートな活動として、地元神戸で邦楽普及活動に専念するため、様々な芸術団体に加盟し、活動しています。平成17年には兵庫・神戸CSの会に入会し、クリエイティブな神戸の芸術家と交流を深めております。また神戸市のボランティアグループや、地域の施設やイベントにも積極的に参加し、気軽に長唄を聴くことができる場の拡大に取り組んでいます。

加えて、平成19年より一絃琴にも挑戦しております。長唄と全く異なる「間・唄・曲調」ですが、たった一本で表現できる音色の奥深さと繊細さに魅了され、一絃琴も後世に伝え残さないといけない大切な芸だと痛感しております。これからも自身の芸の高みを目指して、長唄も一絃琴も懸命に精進を重ねていく所存です。

演奏風景

一絃琴の演奏風景

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